2008年6月9日月曜日

Artist

 本日、弊社のあるアーティストと「アーティストとは何なのか?」ということについて議論を交わすことがありました。はっきり言って僕はそのアーティストが言っていることに対してまったく賛同できませんでした。ただ、お互い本音で話し合えて、何かを感じてくれたことが見えたのは本当によかったのではないか、と感じています。
 僕はまだまだ未熟で発展途上のアーティストではありますが、常々この議題に対して考え、その答えについていつでも敏感であり、説得力がある答えをもっていなくてはいけないと言い聞かせています。
 今の僕なりの答えを言いますと、「自分の意思や考え、伝えたいメッセージを、芸術というツールを使い、情熱と勇気を持って発信し続ける人」こそが本当のアーティストではないかと考えています。
 そして、僕が伝えたいものは、「カリカチュアによる楽しさ、驚き、感動です。」お客様にはいつでもその気持ちを感じてもらいたいと思いますし、伝えていきたいと思っています。そして、カリカチュアには「誇張、ユーモア、デザイン」のどれかがないといけません。普通の絵じゃ駄目なんです。しかし、時にはそれがお客様に受け入れられない場合があります。それでも信念は曲げません。その代り、そういった場合には、誠意をもって謝りたいと思いますし、お客様のお言葉から自分を見直し、勉強したいと考えています。
 僕にとってカリカチュアは、前述した答えを示す一つの手段でしかありませんが、だからこそ本当に磨きたいと思えるし、常に欲を持って高いレベルに行き着きたいと思っています。それがお客様の満足にもつながると確信しているからです。この決意と情熱と勇気をもって、日々作品制作に励んでいるつもりです。
 独りよがりな文章になってしまいましたが、弊社のアーティストがもしこの文章を読んでいるのだとしたら、ぜひこの答えについて真剣に向き合って考えてほしいと思います。真剣にその答えを探していれば、どんな答えでも間違いではないと思います。だから、本当に真剣に向き合って考えてほしいと思います。
 そして、どこかでみんなとこの議題に対して議論を交わせたらいいな、と思っています。